★募集締め切りました。たくさんのご応募ありがとうございました。
Casting Call
関係者のみなさまへ
この度、MV 兼 短編映像作品の制作にあたり、急遽、俳優部の募集を行います。
下記に概要を記載いたしますので、ご興味のある方は小宮までご連絡ください。
脚本やオーディションスケジュール等、詳細をお送りします。
【ミュージックビデオ・自主制作短編作品の出演】
映像作品名:「都市、暗礁(仮)」/20分程度の短編
監督:小宮京
音楽:noo ( https://twitter.com/thump_noo )
制作:Re:creation Port.
★ポッドキャスト番組チームでの制作となります。
番組SNS: https://twitter.com/RECREATION_Port
撮影予定:2月下旬、3日間以内 (都内)
土日・祝の稼働が基本になります。
稽古、衣装合わせ等で何度かお会いすることになります。
リリース:MVは4月ごろ、以降本編をオンラインで公開予定
※サブストーリー(ユウキ目線)の制作も思案中です。
交通費、必要経費支給
一次審査締切:2月4日(金)23:59
★応募前に脚本をお渡し・お読みいただきますので、前日までにはご連絡ください。
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<イントロ>
恋は盲目。
私はそれを、リーフ・バックと名付けた。小学校1年生の時だ。理由は、忘れた。
好きな男子ができると、ドキドキというよりも、ソワソワする。視界にその人がいるだけで、兎にも角にも落ち着かない。
給食の時ですら、目の前のナポリタンより隣の班の彼が気になって仕方なかった。私は、それが本当に嫌だった。
リーフ・バックの影は、突然にやってくる。理由がわかることもあれば、さっぱりのことも。逃げようとしても、追ってくることすらあるのだ。
リーフ・バックによる錯乱により、私は何度も失敗をした。勉強、部活動、友人との付き合い…仕事、家族、ペット、そして私自身の生活、カラダ、ココロ…散々の失敗に、私はリーフ・バックという、その病を、忘れようとした。
恋のない男女関係、それを私は都市に求めた。まるで、夜這いのようだ。誰もが恋しさを恋人にぶつけるように、私は恋しさを都市にぶつけ、対処療法的な時間を過ごした。
都市にいれば、安心。そう思うことにした、が。
奴は、相変わらず健在だ。しかも、とてつもなく大きくなって帰ってきた(何なら、今までの奴はきっと偽物だったに違いない)。
リーフ・バックが、自分を呑み込む。都市を、呑み込む。水のように、隙間なく、流れ込んでくる。止められるわけがなかった。
ただ、今度の奴はなんだかいつもより冷ややかで、それが、いつもより暖かく感じられた。
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<登場人物>
・ミツ(27)
被写体活動をする女。幼い頃から恋多き女性。
かといって幸福感はあまりなく、むしろ恋煩いする自分を嫌悪している。できれば恋愛なんてせず、頑強な精神で自由を謳歌したいと考えていると同時に、自分の寂しさやインナーチャイルドを受け入れ切れていない。そのためか、SNSを使って被写体活動をしている。
職業不明。何度も引っ越しをしている。とても理屈っぽい思考をする。
田舎育ちで4大教育学部卒、教員免許取得後、1年就職をためらい、理由をつけて上京。
めんどくさがられる女、かもしれない。
(ミツimage)
20代後半ではありますが、ある意味で大人っぽさ、達観した雰囲気が欲しいです。
精神年齢は30代くらいがいいかもしれません。しなやかな方が理想です。
・ケイ(32)★キャスティング済
ごく最近、ミツを撮影したフォトグラファー、写真家。別にチャラくはないが、どこかチャラそうである。
恋愛にはあまり興味なく、フラットに他人と関わる性格。傍観者、スナッパーらしい性格。
・ユウキ(29)
ケイをよく知る男。理解者。クリエイティブ職、という名のフリーターである。
ケイと同じくSNSフォトグラファーとしても活動し、アクティブに創作活動をこなす。オープンな性格。
(ユウキimage)
ケイに対してあっけらかんとした性格ではありますが、安定感、たのもしさがあります。
アーティスト気質な方が望ましいです。
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<作品梗概>
ミツの被写体活動はかれこれ4年以上は経っている。オンラインではポートレート界隈の活発な動きの中、日々黙々と写真を晒す。
まるで狭い界隈で、彼女は半ば自棄になりながら活動していた。
ある日、ミツはフォトグラファーのケイに誘われ2度目のフォトウォークに行くことになった。ミツにとって印象的な初対面の記憶が残る、ケイ。それは単純な恋愛とは言い難い、親近感。かつて経験してきた「恋煩い」のようで、そうでないような、特別な感覚もあり、けれども所詮単なるトキメキなのだと悶々するミツ。
撮影後、ミツはケイと共に軽食をするが、そこにはケイの友人ユウキが同席している。
オンラインで面識のある彼とのやりとりは、至って無難であった(ただユウキにとってはそればかりではなかった)。
二人きりの時間を期待していたミツは、残念な気持ちと、期待してしまっていた自分に嫌悪しながら帰宅する。
その夜、ミツはケイと通話をする。そこで彼女は思いがけず自らのことを話す。
ケイがそれに自然に応えることで、二人の不思議かつ懇ろ(ねんごろ)な関係が定まった。
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<Message>
今回、知人であるnooさんのMV制作にあたり、せっかくなので歌詞からイメージできたストーリーを映像作品にすることにしました。
イマドキなちょいとアンニュイなお話…いかに自分らしく、濃密に繊細に作れるかな、と。写真をやっている私の、また新たな挑戦です。
公開については4月ごろ、まずは作品のかけらを集めたMVとしてリリース、その後に映像作品としてオンラインで公開予定です。
まだまだ未確定要素が多く大変申し訳ないのですが…制作期間が短いため、急遽情報掲載させていただきました。
キャストとしてご協力いただいた方々には、お礼としてポートレートの撮影、コンポジットの作成等をさせていただくつもりです。
ささやかなものにはなってしまいますが、みなさまの活動のお手伝いができればと思います。
オーディションに関しては書類とビデオ審査、それと事前にフォトウォークなどして写真撮影しながら審査させていただければと構想中です。
(それだけ時間がかけられるかによりますが…汗)
それぞれ設定年齢よりも精神年齢は上めです。落ち着いた、見た目だけでなく中身も大人っぽさがある方をイメージしています。
詳細についてはまた改めてご案内させていただきますので、もしご興味ありましたらよろしくお願いいたします。
それでは、ご連絡お待ちしております。
KOMIYAMIYAKO