知られたくないのだと思う。

最近解ったことがある。
自分は「私を知らない」他人に、自分の期待と異なる目線で興味を持たれることに、強烈な苛立ちを感じるようだ。
何も知らないくせに、とはよく言うものだが…自分の汚さ、弱さ、腹の中を知らぬ相手に、「私を知ったような」様子で近寄られるのが、どうもストレスになるらしい。
また、親類がひどく苦手である一番の理由がそれだと、ようやく気付いたのである。
よく実家の親類に会うたびに…自分にとっては見当違いな言葉でコミュニケーションをとってこられるあの感じは、本当に、苦手だ。

 

 

うっかり油断して情報を相手につたえてしまったが為、よくない関係性になってしまうともう泥沼だ。自業自得ではあるが、パーソナルスペースに入られようとしてくるのを必死に抑え、逃げなければならない。
けれどどこかでまた自ら情報開示してしまい、自己嫌悪に陥り、苛立って…アア、ストレス。
思い返せば、自分にとって親しい人間は、信頼している友人ほど、お互いにプライベートに一線を置いている気がする。
なんだかんだ、お互いの状況は知り切らない。ただし、相手がどんな人間かだけは、察している。それが心地いい。
お互いの住んでるところなんてどうでもいいのだよ。
"最近何してるの"、"いまどんな生活をしているの"、"何頑張っているの"…"すごいね"、"偉いね、"幸せそうだね"
なんて、微笑みながら聞いて近寄ってくる相手からは、逃げたいんだ。
自分なりに抱えている複雑さを、他人に容易く言葉でまとめられることに、腹が立ってしまう。
それなのに自分が吐き出したくて、話してしまうことにも、更に嫌気がさす。
こうやって拙いながら文章にしているだけでも、イラっとしちゃうんだよね、これがまた。
短気な自分には本当に困ったもんだ。
知られたくないのだと思う。
どうか放って置いてくれと思うんだ。
割り切らせてくれ、と。

 

とはいえ、ただただ、心地のいい生活が、したい。
人との距離感をコントロール出来ていないと、すべでが狂う…皆さんもきっとあるでしょう。
小宮